今回はteeコマンドで標準出力と書き出しを同時に行う方法につて解説致します。
◾️リダイレクト演算子のデメリット
Linuxでは「>」や「>>」を使用し標準出力を別ファイルへ保存する事ができます。
下記例echo内容にて表示した出力内容をtest.txtに保存する例となります。
echo "Hello Linux" > test.txt
ただし上記リダイレクトではtxtファイルにのみ結果が保存されターミナル上では結果が表示されません。
その為、保存と確認を行う場合、コマンドを実行しファイルを確認する2度手間が発生します。
◾️teeコマンドを使用し両方に出力する
上書きする方法
teeコマンドを使用する事で標準出力と書き出しを同時に行いう事ができます。
下記先ほどのコマンドをteeコマンドに置き換えた例となります。
オプションを指定しない場合は「>」と同様の上書きとなります。
echo "Hello Linux" | tee test.txt
追記する方法
続いてteeコマンドにて「>>」と同様の追記を行う方法の解説となります。
追記を行うには「-a」オプションを指定する事で可能となります。
下記追記を実行した例となります。
echo "Hello Linux" | tee -a test.txt