サーバーにファイルをアップロードする際にはFTPを利用される方が多いのではないでしょうか?
FTPの代表的なサービスとしては「proftpd」や「vsftpd」等があげられます。
今回はvsftpdの「target」と「servise」の違いについてご紹介致します。
targetとserviseの違い
systemdではユニットにてシステムを管理します。
targetとserviseはsystemdでのユニットのタイプ名となります。
vsftpdの「target」や「servise」はFTPサーバーであるvsftpdを管理するために使用されるsystemdユニットとなります。
serviceでは単一のデーモンを管理するのに対しtargetでは複数のインスタンスを一括管理する事が出来ます。
下記serviceを指定したコマンド例です。
systemctl start vsftpd
serviceを指定する際は明確な指定は不要となっており「vsftpd」を指定する事で制御する事が出来ます。
省略せずに実行する場合は以下となります。
systemctl start vsftpd.service
下記targetを指定したコマンド例となります。
systemctl start vsftpd.target
targetとserviseの使い分け
次にvsftpdにおけるtargetとserviseの使い分けについて解説致します。
一般的なFTPサーバーでは「servise」を利用し管理する事がベストプラクティスと言われております。
異なる設定ファイルを持つ複数のFTPサーバーを同時に実行したい場合等は「target」を使用する事で実現可能です。
以上の様にご利用用途に合わせてご選択をよろしくお願いいたします。