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Mailmanのバージョンを確認する方法

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Linux メール
目次

Mailmanとは
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Mailmanは、電子メールにてメーリングリスト(ML)を管理・運用するためのオープンソースソフトウェアとなります。

MailmanはGNUプロジェクトによって開発されており、Python言語で開発されております。

現在は大きく分けて「Mailman2系」と「Mailman3系」が存在し、それぞれ設定方法管理インターフェースが異なります。

以下はMailman3系のgitlabリポジトリとなります。

本記事では、Linux環境で使用しているMailmanのバージョンを確認する方法について、2系・3系それぞれ解説します。

Mailman 2系のバージョン確認方法
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Mailman 2.x を使用している場合、以下のコマンドでバージョンを確認できます。

/usr/lib/mailman/bin/version

また、Red Hat系ディストリビューションでは rpm コマンドでも確認可能です。

rpm -q mailman

以下は確認コマンドの出力例となります。

$ /usr/lib/mailman/bin/version
Using Mailman version: 2.1.29

以下はrpmにて確認した場合の出力例となります。

$ rpm -q mailman
mailman-2.1.29-10.el8.noarch

結果からどちらも、Mailmanのバージョンが2.1.29であることが確認できます。

実際のバージョンはインストール環境によって異なります

Mailman 3系のバージョン確認方法
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Mailman 3.x 系では、次のようにmailmanコマンドから直接バージョン確認が可能です。

mailman --version

なお、Mailman 3は「Core」「Web UI」「Archiver」といった複数の構成要素から成り立っております。

必要に応じて確認を実施してください。

以下はmailmanコマンドで確認した例となります。

$ mailman --version
GNU Mailman 3.3.8 (Tom Sawyer)

pipコマンドでの確認方法
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Pythonのパッケージ管理ツールpipを利用しmailmanをインストールしている場合は以下のコマンドで確認する事ができます。

pip show mailman

以下はpipによる確認例となります。

$ pip show mailman
Name: mailman
Version: 3.3.8
Summary: Core engine for the GNU Mailman system
Home-page: https://www.list.org
実際のバージョンはインストール環境によって異なります

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