初めに #
本記事では、duコマンドを使用してディレクトリ内の容量を表示する方法について解説いたします。
Linuxシステムを運用していると、ディスク容量の圧迫や不要データの蓄積が、パフォーマンス低下や障害の原因となることがあります。
そのため、各ディレクトリがどれだけの容量を使用しているかを正確に把握することは、日常的な運用保守において非常に重要な項目となります。
今回使用したOSはAlmaLinux8となります。
duコマンドとは #
du コマンドは、LinuxやUNIX系システムにおいて、ファイルやディレクトリが使用している容量を確認するための標準コマンドとなっております。
主に、特定のディレクトリやファイルがどれだけディスク領域を消費しているかを調査・分析するために使用されます。
ディレクトリの合計容量を表示する #
ディレクトリの合計容量を表示するには下記コマンドにて確認可能です。
du -sh ディレクトリ名
以下は、実行した際の出力例となります。
$ du -sh /var/log
150M /var/log
1G以上の対象を絞り込み #
1G以上の対象を表示する場合はgrepを使用し絞り込む事が可能です。
du -sh ディレクトリ名 |grep "G"
隠しファイルの容量を表示する方法 #
隠しファイルの容量を表示するには以下のコマンドにて確認可能です。
du -scmh ./.[^.]* | sort -rh