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Linuxでメモリのスワップ使用率を表示する方法

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Linux プログラム
目次

初めに
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本記事では、Linux環境においてメモリのスワップ使用率を確認する方法について解説します。

スワップ使用率を確認する事でLinuxシステムのリソース状況を把握し、トラブルシューティングに役立てることができます。

スワップとは
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スワップ(Swap) とは、コンピュータのメモリ管理技術の一つでディスク上の領域を一時的な仮想メモリとして使用する仕組みでとなります。

これにより、物理メモリ不足となった場合にスワップ領域を活用することで、システムがクラッシュしたり、停止したりすることなく、動作を継続できるようになります。

サーバーへSSH
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今回はターミナルにてコマンドを実行する為、事前にサーバーにSSHしてください。

ssh ユーザー名@サーバーアドレス

freeコマンドで確認
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free コマンドは、LinuxおよびUnix系のOSで使用されるメモリ使用状況を表示するためのコマンドとなります。

物理メモリやスワップ領域等を確認する事ができます。

以下のコマンドを使用することで、スワップ領域の使用率(%)を表示する事ができます。

free -m | grep -i swap | awk '{print $3/$2*100}'

以下コマンド構成の解説となります。

コマンド構成 説明
free -m メモリとスワップの使用状況をMB単位で表示
grep -i swap スワップ領域の行を抽出(大文字・小文字を区別しない)
awk '{print $3/$2*100}' 使用済みスワップ(3列目)を全体のスワップ容量(2列目)で割り、パーセンテージを算出

以下は、実行した際の出力例となります。

$ free -m | grep -i swap | awk '{print $3/$2*100}'
12.3457

この結果では、Linuxシステムにてスワップ領域の ‘12.35%’ が使用されている状況を意味しています。

今回紹介したfreeコマンド以外はtopコマンドや/proc/meminfoを利用する事で同様の確認が可能となっております。

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