Viエディタとは #
ViエディタはUNIX系のOSに標準搭載されている、ターミナル上で動作する軽量なテキストエディタとなります。
一般的なPCにて利用されるテキストエディタとは違いマウスを使わずキーボードのみで操作が可能なため、サーバーなどのGUIのない環境でも効率的な編集が可能となっています。
その後継であるVimは、Viの基本操作を踏襲しつつ、構文ハイライトやUndo機能、カスタマイズ性の向上など、実用性を高めた多機能エディタとして広く普及しています。
「Red Hat」系ディストリビューションでは、vi
コマンドの実体がvim
へのシンボリックリンクになっていることが多く、ユーザーは意識せずともVimの機能を利用しているケースが一般的となっています。
一括で置き換える方法 #
確認を行わずに特定の文字列を置き換える場合は下記のように実行します。
:0,$s/置き換えたい文字/置き換える文字/g
例として「UNIX」という文字列を「Linux」に置き換える場合は以下のように実行します。
:0,$s/UNIX/Linux/g
対話的に確認しながら置き換える方法 #
置き換えのたびに確認を行いたい場合は、コマンドの末尾にc
を追加して実行します。
c
を付けることで、該当箇所ごとに「この変更を適用しますか?」と確認が表示されます。
:0,$s/置き換えたい文字/置き換える文字/gc