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  1. レベル1から始めるRust冒険記/

「Hello, World!」の出力

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Rust チュートリアル
目次
Rustチュートリアル - この記事は連載の一部です
パート 3: この記事

1.プロジェクトのディレクトリを作成する
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始めにプロジェクト用のディレクトリを作成します。

今回は例としてrust/1_Hello_Worldディレクトリを作成いたします。

コマンドは以下となります。

mkdir -p ~/rust/1_Hello_World

作成したディレクトリに移動するには以下を実行します。

cd ~/rust/1_Hello_World

2.プログラムファイルの作成
#

次にプログラムファイルを作成します。

Rust言語での拡張子は「.rs」となります。

今回は例として「main.rs」として作成します。

vi main.rs

3.プログラムコードの記述
#

先程作成したファイル「main.rs」に以下のコードを記述します。

fn main() {
    // 文字出力
    println!("Hello, world!");
}

4.プログラムのコンパイル
#

rustcコマンドを使用すると作成したソースコードをコンパイルする事ができます。

コンパイルを実行すると「main」というバイナリファイルが作成されます。

rustc main.rs

5.バイナリファイルの実行
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rustcコマンドを使用して作成したバイナリファイルは下記コマンドにて実行する事ができます。

./main

今回紹介したコードは下記にて実行可能です。

6.結果確認
#

下記のような文字が標準出力に表示されれば成功です!!

Hello, world!

7.プログラム解説
#

関数について
#

「fn」は、「function」の略語であり、Rustにおいて関数を定義するために使用されます。

Pythonの「def」やPHPやJavaScriptの「function」と同様に、fnは関数を定義するためのキーワードです。

今回定義したmain関数はRustプログラムにおいて最初に実行される関数となります。

関数に引数がある場合は、かっこ()の内部に引数設定を記述します。

また関数内にて実行するプログラムは波括弧{}内に記述します。

つまり、下記の1行目は、引数がなく、何も処理しないmainという関数を宣言しています。

fn main() {

}

マクロについて
#

今回は宣言的マクロ機能を利用した文字の出力を行いました。

宣言的マクロはマクロ名の後に「!」を付けることで以下の様に呼び出すことができます。

またプログラムの末尾にはセミコロン「;」を使用します。

マクロ名!(引数);

今回呼び出しているマクロは「println」となります。 「println!」は標準出力に文字列を表示するためのマクロとなります。

println!("Hello, world!");
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