データ型とは #
プログラミングにおけるデータ型とは、値の種類を表す情報のことです。
値をどのように扱うかをコンピュータに伝えるために「この値は数値なのか、文字なのか、真偽値なのか」といった区別が必要になります。
一般的なプログラミング言語には、以下のような基本的なデータ型が存在します
- 数値
- 真偽値
- 文字列
- 日付や時刻
データ型の違いによる処理の例として「1」と「2」という値があるとします。
これらを数値として扱う場合の足し算の結果は以下のようになります。
1 + 2 = 3
一方、これらを文字列として扱った場合、コンピュータはそれを単なる「記号の並び」として認識するため、結果は以下のようになります。
"1" + "2" = "12"
プログラミング言語における型の扱い方は、言語ごとに異なります。
大きく分けると、以下の2つのタイプがあります
- 型を明示的に指定する必要がある言語(静的型付け)
- 型を自動的に判断してくれる言語(動的型付け)
たとえば、Java や C言語などは、変数を定義する際に型を明示する必要があります。
一方でPython や JavaScript では、変数に型を明示しなくても使用でき、実行時に型が自動的に決定されます。
その中でもRustは静的型付け言語に分類され型はコンパイル時に決定されます。
ただしRustは、非常に強力な型推論機能を備えているため、多くの場合、型を明示しなくても正しく型を自動判断してくれます。